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大文字の「SYMBOL」、すなわち「象徴(symbol)」が含みうる意味の広がりを表すという点で、〈象徴〉と書いてもよいだろう。記号と呼べるものが、たとえば「イコン」が類似性によって、「インデックス」が物理的・直接的に、それぞれ対象を示すのならば、「象徴」とは人びとのあいだで共有される何らかの体系に基づいて事物を指し示すものであった。だから、象徴の体系が異なれば、見た目には同じ記号であっても異なる意味を示しうる。かくして〈象徴〉は、意味の広がりを有することになる。